工程 |
説明 |
モチーフを選ぶ |
モチーフは、気に入ったものを使えばいいのですが、形や色、大きさなど変化があるものを取り合わせると面白い構成ができます。また、モチーフを置く場所は、モチーフにあたる光が一定で、モチーフの物質感などを見るのに適した場所をえらびます。 |
小下図を作る |
モチーフをよく観察し写生やスケッチをします。これを小下図といいます。 |
大下図を作る |
下絵を本紙と同じ大きさに描きます。これを、大下図と言います。 |
紙にドーサを引く |
紙(または絵絹・板・麻布・綿布など)に、ドーサ(礬水)を引きます。これは、にじみ止めのためです。麻紙ボードはドーサ引きの必要がなく、そのまま使えるので便利です。 |
紙を張る |
パネルに紙を、張ります。 |
骨描き
(こつがき) |
チャコペーパーで下図を本紙に転写し、薄墨で輪郭を描きます(骨描き)。チャコペーパーは水溶性なので、制作の途中で線が消えて便利です。 |
下塗り |
日本画の絵具(胡粉、水干絵具、岩絵具、膠液、など)は、重ね塗て色を出しますので、仕上げの効果を考えて、下塗りに充分な時間をかけます。 |
彩色 |
岩絵具や水干絵具を使って彩色して行きます。色は薄い色から塗り始め、次第に濃い色を塗り重ねながら全体の調子を整えて行きます。 |
仕上げ |
全体のバランスを見ながら、細かいところを仕上げます。完成すれば、落款とサインをします。 |