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クサカベ画用液トップ 画用液の基本的な使い方 画用液の効果的な使い方 その他、画用液の特徴 テクニカル情報

その他の画用液の特徴

リンシードオイル ポピーオイル
「リンシードオイル」は「ポピーオイル」よりも乾きが速く、塗膜が丈夫だが黄変しやすい。「ポピーオイル」は「リンシードオイル」よりも乾きが遅く、塗膜は少し弱いが黄変しにくい、という性質を持っています。クサカベの精製方法は天日による脱色で、油中の酸化防止成分が壊されてほんの少し乾きが速くなっています。極寒期には沈殿物ができることがありますが、使用には差し支えありません。主なオリジナル画用液を作るアイテムです。
スタンドオイル サンシックンドリンシードオイル
どちらもハチミツ状の粘度のある油で、オリジナル画用液用アイテムです。強い光沢と丈夫な塗膜を作る性質は似ていますが、特に「サンシックンドリンシードオイル」は卵を使ったエマルジョンに使用する場合に向いています。
ダンマルバニス マスチックバニス クリスタルバニス
全て樹脂33%のテレピン溶液で、他には何の添加物もありません。「テレピン」の蒸発とともに乾きます。「ダンマルバニス」、「マスチックバニス」は天然樹脂で、「クリスタルバニス」は合成樹脂です。ともにオリジナル画用液用アイテム。特に卵エマルジョンに使用されます。「タブロー」同様、保護用ニスとしても使えます。その際ニスがハジかれる場合がありますが、無水エタノールかプロピルアルコールを10%程度添加すると緩和されます。また、「ダンマルバニス」の白い濁りも透明になります。
ベネリアンテレピン
天然樹脂。樹木から搾取されるヤニ状物質(バルサム)をほぼそのまま製品化しています。揮発成分は5〜10%、ガラスに近い透明な塗膜を形成し、筆あとを残さずに横広がりに伸びていく性質があります。乾燥は遅く、黄変、もろさを伴う塗膜になるので、たいていは他の樹脂と併用されます。オリジナル画用液用アイテム。
グロッシーバニス
アルキド樹脂を使用した強い光沢を有するニスで、乾燥後は「テレピン」や「ペトロール」では溶かせません。仕上用ニスとして使う場合は、この点にご注意ください。また、下の絵具の乾燥が不十分だと、下層を溶かす場合がありますので、描画用に使う場合は溶き油として使うより、絵具に直接混ぜて、光沢と強度をつけ加えるような使い方がよいでしょう。この画用液は多量の「テレピン」、「ペトロール」で薄めるとゲル化、沈殿しますから、あまり薄くしない方がよいでしょう。
テレピン ペトロール
揮発性溶剤のスタンダードです。あまりにオーソドックスな存在なので、これさえあれば絵を描けると思っている人もたまにいますが、危険をはらんでいますので「画用液の基本的な使い方」をご覧ください。「テレピン」が光や空気の作用で変質することは、わりとよく知られていますが、「ペトロール」も若干変質します。あまり古くなって色やにおいに変化があるものは使わないでください。
アルファ(α)ピネン
「テレピン」をさらに蒸留精製したものです。国産の「テレピン」自体が純度95%くらいの「アルファ(α)ピネン」です。性質は「テレピン」とほとんど変わりませんが、文献での「アルファ(α)ピネン」を使う処方が出てきた時に、求めやすいということで、カタログに記載しています。
ラベンダーオイル
アロマテラピーには使えないほど強い香気の揮発性溶剤で、オリジナル画用液用アイテムです。「テレピン」より蒸発は遅く、樹脂に対し強い溶解カがあります。空気と光で変質します。界面活性剤的な作用がありますから、画用液として古い絵の上に加筆すると、ハジき止めの効果を得る場合があります。
ダンマルペインティングオイル コーパルペインティングオイル グレージングバニス
この3種類は古い処方をもとに作られた溶き油です。古典技法の文献でダンマル樹脂、コーパル樹脂、「ベネチアテレピン」を使った技法に眼が止ったら使ってみてください。各樹脂と「スタンドオイル」、「テレピン」を組みあわせたつくりになっています。「グレージングバニス」についてはこちらをご参照ください。
パンドル
比較的知られた描画用ニスです。ダンマル樹脂ズ20%くらいの溶液で、リンシードなどの乾性油は少しlか入っていませんから、黄変が非常に少なく、光沢が豊かです。乾きもスムーズであるかわりに、乾いた塗膜の柔軟性に乏しいので、単独で使うことはあまり薦められません。オリジナル画用液用アイテムといってよいでしょう。
クイックドライングメディウム
クイックドライの名がついていますが、「超速乾メディウム」の出現で準急くらいの位置になりました。厚く塗るとちりめんジワが寄る心配があるので、薄塗りで使ってください。このメディウムは、「ネオマチエール」や「ストーンマチエール」の接着剤として使うのに適しています。

クイックドライングメディウムの使い方
蒔絵式
蒔絵式1
メディウムを少し厚めに画面に塗る
蒔絵式2
メディウムが乾くまえに上からネオマチエールをふりかける
蒔絵式3
乾いたら付着している余分なネオマチエールを落とす

練り込み式
練り込み式1
絵具に直接メディウムを混ぜる
練り込み式2
ムラにならないようナイフを使ってよく混ぜる

ブラッシクリーナー オレンジクリーナー ブラッシクリーナーDX
いわずと知れた油絵用の筆洗液です。「ブラッシクリーナー」は「ペトロール」に非常によく似た石油系溶剤ですが、「ペトロール」より少し洗浄力がアップしています。「オレンジクリーナー」には、ミカンの皮に含まれる精油を精製してブレンドしてあります。両方ともうまく使うコツは、おしまずに新鮮なものを使うことです。汚れた水で洗濯をしないことと一緒です。あまり汚れていなくても変色したり、粘ってきたり、ニオイが変わってきたら取り替えてください。特に「オレンジクリーナー」は空気や、光による変質が早く、その時の臭気はオレンジとはほど遠い不快なニオイです。「ブラッシクリーナーDX」は、洗浄力を高めた強力バージョンです。さらに筆を保護するリンス剤を配合してあります。なお、筆洗液で家具や家電製品類の塗装部、プラスチック都に付着した油絵具のふき取りはできません。もちろん手指や衣服の洗浄もおやめください。
ユシトール ハンドクリーナー
手指や衣服などについた油絵具類の除去には、「ユシトル」や「ハンドクリーナー」を使ってください。乾いた絵具でなければ、汚れがよく落ちます。汚れは早いうちほど落としやすいものです。衣服の場合はただちに洗濯してください。なお、「ユシトル」はプラスチック面には使用しないでください。
ブラッシーソフター
筆をきれいに洗った後は、この「ブラッシソフター」を少量すりこんで、穂先を整えておけば、筆が長持ちします。手軽に使える毛筆用トリートメント剤です。

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