サイズ:300×275mm
厚み:0.25mm
枚数:5枚
プラスチックのように頑丈な紙ですが、和紙のような温かみがあります。ほのかに光を透過させるランプシェードとして、よく使われます。カッターで模様を切り出しても、普通の紙と違って強度がありますので、かなり繊細なカットをしても形が崩れません。
このペーパーは、乾いている時はプラスチックのようですが、水に20分ほどつけると、ふにゃふにゃと柔らかくなります。この状態で形を自由にきめ、ドライヤーで一気に乾かすと、その形のまま固まります。
●ファイバーの耐熱温度について●
ファイバーの正式名称はバルカナイズドファイバーという素材名称です。発明は古く、1859年米国人のトーマス・テーラーにより発明されました。
製造元では昭和10年から生産をはじめています。
当時は万能素材として、電気絶縁用はもちろん、かばん、ドラム缶、零戦の補助タンクにも使われていました。
戦後から今まで、素材の種類と質量は飛躍的に向上し、ファイバーは使用される範囲が狭くなりました。
しかし、古くから絶縁物として実績があり、また電気用品試験所により電気絶縁素材として認定も受けています。
認定を受けた耐熱条件は以下の通りです。
1.連続使用可能温度 105度C
連続使用可能温度とは、4万時間(約4.5年)ファイバーに熱をかけ続けた後の、絶縁破壊電圧、引張り強さ、耐曲げ性の3つが、加熱前の物性値と比較し、50%以下に低下しないと推測される、上限温度です。
※※今は、この試験を再現できません(時間と費用の面で)。