※ジェネシスシリーズはシニングメディウム(薄め液)が無いと、ご使用頂けません。代用品がございません為ご注意くださいませ。
容量:4oz
メディウム(絵の具に混ぜる溶剤)
絵の具の伸びを良くする場合や色を薄める場合にお使いください。
ほぼ液状※絵の具に対して、最大40%の量
[ジェネシスとは]
ジェネシスは油絵具のような発色ですが、成分は油絵具ではありません。したがって、油絵具の画溶液は使用できません。
[特徴]
・空気乾燥しないのでいつまでも時間に関係なくウェットの状態で保ち続けます。
・今まで途中でペイントを中断するとその都度筆やパレットを洗っていましたがその必要はなく、自由にペインティングが楽しめます。
・自分好みのブレンディングした色は、次に使う時まで長期保存が可能で、パレットにつけた絵の具もすべて使い切る事ができるので手間とコストがセーブ出来ます。
・乾かないので自分の納得がいくまで描き直しができます。
・自分が乾かしたい時に乾かすことができます。
・専用ドライヤーまたはオーブン等を使って加熱して固まります。
・熱による色の変色はありません。
・滑らかでとてもきれいな発色でブレンディングも美しい。
・オイル絵の具のように使え、しかも無臭・無害。
・絵の具が乾かないので筆が傷まず、筆洗いもカンタン。
[How To]
1.下準備
・下地剤はジェネシス専用のジェッソが最適ですが、手元にアクリルジェッソがあれば、使用可能です。※下地剤を十分乾燥させてからペイントをお始めください。
2.ペイント
・筆は、技法によって使い分けします。精密なタッチで描き込む場合は、コリンスキー等のセーブル系やナイロン混毛が適します。油絵タッチで書く場合は、豚毛や固めのナイロンが適します。
・熱処理しますので、描ける素材は耐熱性のあるもののみです。
・麻のキャンバスはとても適しています。その他、合成繊維のキャンバスや布はテストしてください。
・木は、松のようなヤニが出やすいものは向きません。
・パレットは、ペーパーパレット、ガラス板、陶磁器、大理石等が適します。
・プラスチック・木のパレットは使用しないで下さい。
・ジェネシス専用のブラシクリーナー(筆洗い液)と、シニングメディウム(ペインティング液)は、必要不可欠です。
・絵の具は乾きませんので、何度でも中断・再開できます。ブレンディングも美しく仕上げることができます。
・オイル、アクリル、アルキッド、水彩など他の絵の具・メディウムとブレンドしないで下さい。
・下地だけでなく、背景など広い範囲を一気に塗りたいときは、手持ちのアクリル絵具で出来ます。
※オイル・アクリル・アルキッド・水彩など他の絵の具・メディウムとブレンドしないで下さい。
2.終了後-筆洗い
・乾燥しないのでペインティング作業中断時の筆洗いは必要ありません。(これによる筆の傷みはありません)
・専用ブラシクリーナーか、通常の筆用洗剤・食器洗剤でも落とせます。作画途中の筆洗いはブラシクリーナーが断然便利です。
3.熱処理
・乾燥(定着)温度 摂氏121°C~138°C
・乾燥(定着)時間 数分間加熱して仕上げます。
・加熱する時間は絵の具の厚みで調整して下さい。(乾燥させる道具・素材により異なる。数分~20分位の差が出ます。)
・加熱不十分だとひび割れ等の原因になります。
[オーブンを使う方法]
・あらかじめガスオーブンを摂氏135°C~150°Cに温めた後スイッチを切ります。
・次に作品を入れフタを閉めて余熱で乾燥させて下さい。
・絵の具が薄い場合は約5分ぐらいで乾燥します。
・絵具が厚めの時は時間を調整して下さい。
・乾燥が不十分と思われる時は、これを数回繰り返して下さい。
・オーブン以外にも、トースター・クッキングメーカー等加熱処理可能の物を選んでください。
・乾燥後は、重ね塗りOKです。
4.仕上げ
・バーニッシュを塗ると、艶の調節が出来、作品に深みが出ます。
・バーニッシュはお好みでどうぞ。必要不可欠なものではありません。
・アクリル絵の具用のバーニッシュをかける場合、作品が完全乾燥後、水性のものをかける事をお勧めします。
[ペイントできる材料]
・マゾナイト(繊維板)...メタルなどが適しています。
・木製品...熱処理に耐えられる物(反ったり割れがおこらない物)※水分を蒸発させるため十分にプレヒート(熱処理)をしてください。
・キャンバス、布...熱処理に耐えられる物。熱処理テストをしてください。
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ジュネシスの詳しい説明はこちら!メーカーのホームページになります★