商品の説明
この「添加用墨 蒼稜」は立体感(芯とニジミの分離)を強く表現するのに効果があります。新墨の普通濃度では立体感が明確に出ない場合が多くあります。このような時、少し磨り合わせることにより立体感を現出し、作品を一層引き立たせます。淡墨作品には特に効果的です。この「蒼稜」は青系ですので松煙墨、青墨をご使用下さい。
■商品サイズ:19×74×12
膠(ニカワ)
これは獣類、魚類などいろいろな動物のコラーゲンという物質を含んでいる骨、皮、腱、結合組織、うろこ、浮袋などの部分から取り出されたゼラチンを主成分とするたんぱく質の類です。
ニカワはススと練ることによりスス粒子、粒子群の間に入ってよく知られているその接着性によってこれらをくっつけ合わせ、墨してのあの形を作らせる役目があります。
次にその形を作ったものを乾燥すると、ニカワ液の中の水分はほとんどすべて除かれ元の乾いた状態に近いニカワが残ることになります。この状態になったニカワはススを強く接着して普通にみられるあの硬い墨の形を保たせる役目があります。