イデア・パティナ錆び塗料
イデア・パティナは年数を経過した金属表面の酸化(錆び)や緑青の再現に最適な塗料です。単なる平面的な錆び模様ではなく、いかにも金属が腐食した立体的な荒れた外観を作ることができます。
イデア・パティナは水溶性塗料なので、のびが良く筆塗りに適しています。塗る前に、作品表面の油分を除去してから使用することをおすすめします。この絵具のすべては無害ですが、実際に使用する食器には、塗布しないでください。
【ベース素材】
◎キャンバス・紙・木材・石・鉄・磁器・石膏
○ポリウレタン・ポリスチレン・プラスティック(=プライマー[714]による下地処理が必要)
×セラミック・ガラス・皮製品・生地
【塗布面積】
1本(60ml)=大人のこぶし大/約10個分
【イデア・パティナラインナップ情報】
■1液タイプ(塗料)
138(ゴールド)
200(コパー)
475(ブロンズ)
498(アイアン)
■2液タイプ(添加液)
710(ビチューミンパティナ)
711(グリーンパティナ)
712(ブルーパティナ)
713(ラストパティナ)
■補助液
714(プライマー)
715(フィニッシュ)
【塗装例(手順)】
138(ゴールド)と712(ブルーパティナ)を使う場合。
1、初めに、塗ろうとする対象物の油分を拭き取ります。とくにプラスティック素材や金属面に塗る場合は、あらかじめ中性洗剤で軽く洗っておくと、塗料のノリがよくなります。
2、まず、パティナシリーズのゴールド(138)を筆で不規則な感じに、叩くように塗ってください。
3、その上から、ブルーパティナ(712)を不規則に垂らして、筆で雑な感じに混ぜ合わせてください。
4、変化が始まり、約一日で乾燥しますが、二日目ぐらいで、より深みのある錆び色になります。
5、さらに完全に乾燥したら、フィニッシュ(715)で上塗りすると、より硬い表面になります。この場合、光沢が出てしまいますので、錆びの質感を生かす場合は塗らないでください。
【アレンジ】
●組み合せ次第でさびの発色が変化します。
●水性顔料を1液に少量混ぜると、独創的なオリジナルカラーを作り上げる事も出来ます。
※ただし、498[アイアン(鉄色)]は反応が起きにくいです。
●発色を強くしたい場合は、2液目をすり込む(混ぜる)様に塗ると、変化が大きくなります。
●変化を強くしたい時は、1液目を塗った直後に2液目を塗って下さい。
●変化が弱い時は1日置いて完全乾燥させてから、最初の手順で再塗布(上塗り)して下さい。
